月号 2018/01/09
コード 4024
タイトル 2018年原料動向 ダイエット、老化予防など医薬品にない機能素材が中心 国内、海外栽培な
ど独自原料調達も探索
3年程前に大きなダイエットブームとなって以降酵素・酵母関連素材は現在落ち着いた動きと
なっている。供給態勢も各社整えたこと、整腸、便性改善等が実感できていることから原料内容
、種類が増え継続した支持が得られているようだ。
他に機能性表示食品として脂質対応機能が届けられたサラシア、葛花などがダイエット分野
で採用され原料供給が不安定になっている模様。いずれも従来からのコンセプト、ニーズに対
応して提案されたもので、繰り返されている動きのひとつである。
認知対応予防的な機能のイチョウ葉、EPA・DHA、幅広い年代を対象とした目対応ルテイン、
ブルーベリー、アスタキサンチンなど、また、抗酸化機能のある種子油由来素材など、医薬品に
はない機能・素材に動きがみられている。
メーカーが多く参入し飲料・ドリンクで普及したいという意図が判るストレス・リラックス対応のテ
アニン、GABAなどは支持はまだこれからというところ。「特保・難消化性デキストリンブームを再
び」という動きは続いている。
サプリメントでは製品として100万個以上、PET飲料では1億本以上でヒット商品といわれてい
るが、まだ数アイテム程度で定番化までには至っていない。原料調達も含め安定供給の態勢を
整えた素材が先行していく気配である。
一定規模での継続定番化を目指し、独自に国内、海外原料生産・栽培を進めるメーカーも出
てきた。大きなブームを作る、乗るのではなく、静かに着実な普及を図る動きとして注目される。
今後増えていくとみられる。
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