2008市場動向概要/市場動向概要1998-2017「ヘルスフードレポート healthfoodreport」Ⓡ山の下出版Ⓒ
月号 2008/01/05
コード 1603
タイトル Health Food Report ヘルスフード レポート 健康志向食品 市場動向 2008
年
2008年市場動向 取扱い業者数全体約2万、横ばいで推移 市場規模は横ばいの推定約1兆円
から上昇の方向
2008年流通ルート 店販の厳しさふまえ各社独自の直販システム構築 医薬部外品の本格通販
始まる
2008年素材生理機能 利用者が機能性データを検索し判断する場面増 特保機能、医薬部外品
機能、医薬品機能の整理必要
2008年原料動向 眼、肌、滋養強壮、関節、便性改善体感素材支持 試供品提供期間内に改善自
覚体感を設計
2008年加工動向 機能発揮量を摂取できるよう製品形態考慮 体感できなければ継続利用に結
びつかず
月号 2008/01/06
コード 1592
タイトル 2008年市場動向 取扱い業者数全体約2万、横ばいで推移 市場規模は横ばいの推定約1兆円
から上昇の方向
前年に引き続き約2万の健康志向食品取扱い業者が確認されている。昨年下げ止まり、今年は
維持している状況となっている。 昨年前半、民事再生等の案件が続き疑心暗鬼の市場であっ
たが、通販分野での大型商品の登場及び追いかける複数の企業の参入が
続いており、製品開発意欲が高まっている。 医薬部外品の本格通販の動きは、薬系メーカー
全体が通販態勢整備、新製品導入などの対応を、結果として引き起こしている。 これを受け健
食メーカーもどのように対応したらいいのか、将来
を見据えた態勢を検討し始めた。 新しい局面に入ったともいえる流れであり、冷静に分析し自
社の位置付けを探りたい。 あらためて市場全体を把握し前向きな取組みが求められる。
市場規模はこれら状況を踏まえ、全体では前年の1兆円を維持し上昇していくものとみられる。
利用者のニーズをつかみ好調な無料試供品体感型通販は、判りやすく、健康食品の特徴を良
くとらえたものとなっている。
無店舗分野でも、試供品等で体感してもらう方法を丁寧に進める販売が利用者の理解を得られ
数字に結びついている。 過去数年の市場のように話題やヒット商品を作り出していくやり方は
、利用者の支持を得られなくなった。
利用者が毎日の食生活の中で使用し改善自覚を体感した商品が支持される、というのは当然
ではある。 今一度、採用素材から販売方法まで積極的に見直し提案することで、市場上昇に
貢献していくことが大切だ。
月号 2008/01/07
コード 1594
タイトル 2008年流通ルート 店販の厳しさふまえ各社独自の直販システム構築 医薬部外品の本格通
販始まる
流通再編の流れの中で、店販百貨店分野では健康食品コーナーの見直しが進められている。
利用者減で、ドラッグコーナーへの併設や、高品質自然食コーナーへの併設等が行われている。
薬系分野や自然食分野でも売れ筋の絞りこみなどにより棚取りが
抑えられている。 拡大しているのは、スーパー、コンビニの「健康ドリンク」コーナーと特保食
用油・チルド・清涼飲料水の棚である。ただ、年間100~1,000万個以上の実績は大手でないと維
持できない。
いわゆる健康食品を利用者のもとに届けるために、各社独自の直販システムを構築しているの
が現在の状況である。 様々な方法で利用者の開拓を行い、継続利用を促す活動を行う。当初
からの販売方法ではあるが媒体は増えており着実に進めたい。
医薬部外品の通販本格展開は新しい局面であり、各所で対応に追われている。 効能効果を
明示した広告宣伝が一般に伝えられ始めた。どのように購入行動につながっていくのか、冷静に
見極める必要がある。
特に採用成分が、滋養強壮、疲労回復等のタウリンを主とする製品が続けて出されており、タ
ウリンドリンクを販売する薬系メーカーの反応が大きい。医薬部外品を販売できる薬系メーカーで
あれば直ちに参入も可能となる。
健康食品でも、同様の機能を持つ素材は多くあり、どのように対応していくか真剣な議論が行わ
れている。食品としての利用のしやすさ、味、求めやすさ、あるいはより機能を発揮するものなど
、検討が行われている。着実な取組みが求められている。
月号 2008/01/08
コード 1597
タイトル 2008年素材生理機能 利用者が機能性データを検索し判断する場面増 特保機能、医薬部外品
機能、医薬品機能の整理必要
健康食品を利用する人で、より能動的に素材生理機能を把握しようとする場合、インターネット
検索が一般的となってる。 課題は、適切で正しい情報なのか確認できないことである。 信
頼性のある情報をどのように入手していくのか。メーカーの公
式ホームページなのか、医療機関・研究機関なのか、あるいは海外なのか、大量の情報の中か
ら選択しなければならない。 そして、その情報が自分に合うものかどうか、判断していくことに
なる。
利用者が判断を誤らないよう適切な情報発信が必要だ。 食品としての生理機能を研究する
段階から、どのように利用者に伝わるのか検討していかなければならない。 ネット内での対応
窓口の設置も大切となってくる。
利用者が求める生理機能及び製品について、どのような内容の情報を発信していくのか。 特
保、医薬部外品、医薬品それぞれが情報を発信しているが、一般利用者は健康食品との違いを理
解できていないのが現状だ。
健康食品は、日常食生活の中で利用していくのが基本であり、何よりも摂取方法の情報提供が
大切だ。その上で副作用のないこと、安全・安心であること、継続摂取でも問題ないことなどを示
していく。
あらためて、特保の機能、医薬部外品、医薬品の効果効能、副作用等を整理し内容を把握する
必要がある。 食品として、原料由来、製造方法、品質、摂取方法等を適切に示したい。
月号 2008/01/09
コード 1598
タイトル 2008年原料動向 眼、肌、滋養強壮、関節、便性改善体感素材支持 試供品提供期間内に改善自
覚体感を設計
前年比3割増の4,000t超で伸びているコラーゲンは、新たに関節対応製品年間約300万個・約3
00t・約100億円(推定)に採用されており、他社も数多く参入している。 関節対応では、グルコ
サミン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫
酸、サメ軟骨、キャッツクロー、アマニ、緑イ貝、MSM、カルシウムなどが組合せ素材として採用
されている。 参入企業も100万個、200万個規模数社が、新たな利用者を得ており、1,000万個
までの想定で対応していく必要がある。
医薬部外品のタウリンタブレット登場で、滋養強壮、疲労回復関連素材の動きが出てきた。
植物性乳酸菌のヨーグルト登場で、様々な乳酸菌、発酵食品素材が食物繊維もまきこんで、腸
内環境改善・便性改善体感素材として
提案されている。 引き続き約800万個・約130億円の眼対応製品維持で、ブルーベリー、ルテ
イン、カシス、DHA、アスタキサンチン等も支持されている。
美容コラーゲン関連素材は美容ドリンクの普及で体感度研究も進めながら着実な動きだ。 い
ずれも改善自覚体感素材で、試供品無料プレゼントやモニター展開などを行い、利用者が納得理
解しての製品購入となっている。
体感期間が比較的短い素材が動いており、製品設計には重要なポイントである。組合せ素材
を検討し、開発したい。 試供品自体の設計も充分に検討して、また、ルートにより利用者に届
ける方法も工夫して前向きに取組みたい。
月号 2008/01/10
コード 1600
タイトル 2008年加工動向 機能発揮量を摂取できるよう製品形態考慮 体感できなければ継続利用に結
びつかず
体感製品が動いており、各素材の機能発揮量を摂取できるよう製品形態も検討される必要が
ある。 粉末、顆粒に加え、チュアブル、錠菓が、また、スープ、ドリンクなど高齢者も摂取できる
ものが増えている。
毎日の食生活の中で習慣的に摂っている水、牛乳、野菜ジュースなどに入れて混ぜて摂取して
いる例も多い。 ソフトカプセルをフライパン、鍋、炊飯器に入れて食用油の代りにしている例も
ある。
ヨーグルトや料理に入れて継続摂取に努める例は以前から知られている。 摂取時の食べや
すさ、味、嚥下しやすさの他に、毎日機能発揮量を習慣的に摂取することができるようにすること
も考慮する必要が
ある。 場合によってはひとつの製品で複数の形態も考えられる。 食品なのだから、飴、ガム
等の菓子から調味料、チルド、清涼飲料水まで全ての食品形態を調べ、形態を検討すべきだ。
一定期間内に体感できなければ継続利用に結びつかない。 ここ数年一方的に市場を作り出
す傾向がみられたが、現在は信頼が得られていない。 利用者の立場に立ち、食生活の中で利
用できる健康食品を提案し
ていくことが大切だ。 受託加工メーカーでも売上を伸ばしている企業と、苦戦を強いられている
企業がある。市場の局面が大きく変化していく状況を踏まえ、販売メーカーに提案していくことが
求められている。
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