2011市場動向概要/市場動向概要1998-2017「ヘルスフードレポート healthfoodreport」Ⓡ山の下出版Ⓒ
月号 2011/01/05
コード 1788
タイトル Health Food Report ヘルスフード レポート 健康志向食品 市場動向 2011
年
2011年市場動向 約1万8千の取扱業者数、横ばいで推移 市場規模は事業構築・統合・海外展
開背景に約9,500億円で下げ止まるか
2011年流通ルート 直販利用者囲い込み、店販アウトレット化‥など検討
通販・訪販融合分野の見直し再構築図る
2011年素材生理機能 認知度、馴染みやすさ、体感の得やすさなどが定番キーワードに 中高年
者対応関節関連製品のリニュアル提案続く
2011年原料動向
海外医薬品機能素材の食品としての認知・普及図る 調味素材の機能・味に着目した提案増
あらためて洗い出し必要
2011年加工動向 口中内、消化管内でのウイルス等対応機能発揮の形態検討
医薬品参考に口どけ、摂取しやすさ等サプリメント形状の利点追求を
月号 2011/01/06
コード 1777
タイトル 2011年市場動向 約1万8千の取扱業者数、横ばいで推移 市場規模は事業構築・統合・海外展
開背景に約9,500億円で下げ止まるか
昨年全体約1万8千まで絞り込まれた取扱業者数は、現在横ばいで推移している。事業撤退と
新規参入は約1,000とほぼ同数となっている。 この中で10年以上事業継続しているのは約2割
。8割は10年
以内に参入した企業である。市場では、定番品、従来素材が動いていることからこの2割の既
存専門企業が全体に大きな影響を持っている。これら全体数も踏まえ、動向から、市場規模は約
9,500億円で下げ止まったものとみられる。
関節関連等高齢者分野市場が拡大、定着しつつあること、新型インフルエンザ対応の抗菌、免
疫系素材の見直し発掘、老化予防・美容系素材の根強い支持が行われていることが主要な動き
となっている。
国内で伸び悩む若い女性対象の美容素材が、アジア等海外で化粧品人気日本ブランドと共に
受け入れられ、急速な普及が図られている。実際に利用者が継続購入しているのか等分析する
前の状況で、大量の配荷発注が日本国内で行われている。
新たな事業構築として、総合的な高齢者対応健康食品の展開があげられる。今後拡大し続け
る年代層の様々な疾病予防、健康維持に向けた製品を開発していく。大きな課題といえる。
生理機能の説明の必要ない認知素材、定番素材が動く状況は、今後数年は変わらないとみら
れる。それぞれの企業がどのように特徴づけ、提案していくのか、利用者の側に立った活動が求
められている。
月号 2011/01/07
コード 1779
タイトル 2011年流通ルート 利用者囲い込み、店販アウトレット化‥など検討
通販・訪販融合分野の見直し再構築図る
販売ルートで顕著になってきたのは、利用者への直接販売の広がりである。宅配やインターネ
ットなどで商品の流通や、代金決済の方法が普及してきたためとみられる。 これら直販利用者
の囲い込み、会員化が全国で行われている。無
料あるいは試用キャンペーンで初回利用者を集め、以降継続利用につなげていく。その実績は、
1世帯で年間平均5回購入(100万世帯利用会員で年間約500万個)。各企業はこの数字を目指し
、あるいは乗り越えることを目指し活動を進めている。
店販ルートでは、定価の1~2割のいわゆるアウトレット品が100万個単位での売れ行きを示し
ている。 残念ながら、定価帯の商品はブランド力のある上位定番品でも年間10万個単位での
動きとなっている。
利用者の購買行動の変化、流れが分析され、示され始めてきており、対応していく必要がある
。 通販での値引き販売、試用展開など、商品を知る、体感するための様々な方法がとられてい
る。
注目され始めた生命保険分野での、通販・訪販融合展開の動きは止まらず、広がりだしている
。 訪販としての健康食品、化粧品、健康機器、そして生命保険が、通販のかたちで利用者を獲
得する。健康、安心という
キーワードでのつながりで普及が行われ始めている。
月号 2011/01/08
コード 1782
タイトル 2011年素材生理機能 認知度、馴染みやすさ、体感の得やすさなどが定番キーワードに 中高
年者対応関節関連製品のリニュアル提案続く
現在市場で動いているのは、その生理機能説明の必要のない、認知度の高い素材だ。古くか
らの食生活の中で馴染みのある素材である。摂取するとその機能が体感できるという特徴を持っ
ている。
例えば、オルニチン、タウリンではなく「しじみ」で利用者が選択している。 にんにく、しょうが
、梅、乳酸菌、青汁、酢、高麗人参、茸、すっぽん、胡麻、青身魚、白子、肝、軟骨……など身近な
食品が
健食定番素材となっている。 この傾向はしばらく続くものとみられる。もちろん、生理機能バッ
クデータの研究積み重ねを保有していくことは各メーカーの利用者に対する責任である。
特にリニュアルの時期にある、中高年者対応の関節関連製品は、健康維持、改善が利用者に
判りやすい機能であることから、素材品質や継続摂取機能発揮量の確認評価・研究は重要な点
となる。
単一素材だけでなく、組み合わせ素材製品としての提案は慎重におこなう必要があるし、関心
もそこにある。 関節以外の年齢対応機能、素材の提案は今後も行わ
れていくものとみられ、利用者が次に何を選択していくのかが注目される。 海外での動きもお
さえ、定番素材の見直しを進めることが課題としてあげられる。
月号 2011/01/09
コード 1784
タイトル 2011年原料動向 海外医薬品機能素材の食品としての認知・普及図る 調味素材の機能・味に
着目した提案増 あらためて洗い出し必要
全く新しい素材への関心を集めることが難しい状況の中、日本では食品だが海外では医薬品と
なっている素材の内容検討が進められている。 海外医薬品の日本での医薬品化にはそれぞ
れ時間がかけら
れていくとみられるが、食品として積極摂取することで同様の機能が期待できるのか、検証され
ている。これまでも行われてきたが、現在の動きは、総合的に疾病予防の目的があるものとみら
れる。
また、各種調味素材の生理機能の可能性についても検討が行われているようだ。毎日の食生
活に使用し馴染み深い素材となっているからである。 その利用頻度、使用量、過剰摂取、そし
て味など、健康食品とし
て利用者に支持されるのか。何よりもその生理機能の内容を打ち出せるのか。 昨年秋から、
「生姜(ジンジャー)」が動いている。通常冬場のシーズン素材であったが、新型インフルエンザ
対応として、年間を通じた売れ行きを示している。特に高齢者に人気の他、冷え性・クーラー対応
面で女性にも支持が広がった上、ダイエットまで話題となっている。 ドラッグストアなど薬系ル
ートの他、スーパー、生協などの
店販ではレジ周りの売れ筋商品のひとつとなっている。 これらの動きをどうみるのか。内容を
分析し、参考にしたい。まだ可能性があるのではないか。洗い出しが必要だ。
月号 2011/01/10
コード 1786
タイトル 2011年加工動向 口中内、消化管内でのウイルス等対応機能発揮の形態検討
医薬品参考に口どけ、摂取しやすさ等サプリメント形状の利点追求を
流通している健康食品の中で、口腔内の環境についてテーマとする素材は少ない。これまで
に、パラチノース他オリゴ糖などが虫歯(う蝕)対応機能素材として提案されてきた。虫歯対応と
いう点から、比較的年齢層の低い分野への提案で、飴、ガム他菓子
などに採用され普及活動も行われた。 最近では、口腔内の様々な有害菌・物質について対応
する素材が注目され始めている。よく知られている風邪、インフルエンザなどのウイルスをはじめ
、多くの原因菌・物質が消化管内に
まで入る、存在する。 これらに対する、または、これらが原因の疾病に対する健康食品に関心
が寄せられている。具体的には有害菌・物質の無害化や除去などがその機能となる。
嚥下対応素材は普及がかなり進んできたが、口腔内環境改善素材はまだこれからである。医
薬品の舌下錠など吸収のメカニズムや、原因菌による慢性疾患の痛みの予防・軽減まで視野に
入れた分野となる。
そこで当然食品形態が検討される。 継続摂取する必要がある場合などは、医薬品、サプリメン
トの形状、タブレット、カプセル、粉、顆粒などが考えられるだろう。さらに摂取時口腔内について
考えていく必要がある。そし
て、特徴を打ち出し、主張していくことになる。 様々な年齢層を想定し、形態を検討することに
なる。 これらの食品形態は、他の健康食品にも、全般に影響を与えていくとみられる。
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