2013市場動向概要/市場動向概要1998-2017「ヘルスフードレポート healthfoodreport」Ⓡ山の下出版Ⓒ
月号 2013/01/05
コード 1923
タイトル Health Food Report ヘルスフード レポート 健康志向食品 市場動向 2013
年
2013年市場動向 東日本微増、西日本微減、取扱業者数は約2万、市場規模も1兆円と横バイ状
況。海外市場化の動き進む
2013年流通ルート 国内50歳台以上人口2ケタ増分野開拓
ご当地土産、贈答関連食品注目 インターネット分野活用広がる
2013年素材生理機能 40歳代以上女性美容対応、60歳代以上歩行、関節対応が主要関心 リラッ
クス、精神安定分野定着するか
2013年原料動向 製造元、国内総代理店が供給の前面に出る状況 EPA、DHA等魚油及びビタミ
ンなど医薬品レベル素材に動き
2013年加工動向 医薬品形状、固さ等再検討し摂取しやすさ追求 機能発揮量継続摂取可能な
明らか食品用途開発へ
月号 2013/01/06
コード 1924
タイトル 2013年市場動向 東日本微増、西日本微減、取扱業者数は約2万、市場規模も1兆円と横バイ状
況。海外市場化の動き進む
健康食品取扱業者数は東日本約11,000、西日本約9,000個人・法人合計約2万と横バイで推移
している。市場は、中高年者対象の新聞広告、チラシ等での利用者会員化、囲い込みがおさまり
、結果として、大手食品、医薬品メーカーの占有と専門メーカーの巻き返し
が起き始めている。規模は約1兆円のまま拡大せず、利用者の奪い合い状況が続いている模様
。直販利用者が一定の数に達したことが示唆される。 利
用者からすれば選択の幅が広がることになるが、
全体として、品質の向上につながることに期待したい。
健康食品利用者に新たに化粧品、医薬部外品、医療用具、雑貨を提案し始めたメーカーも出てき
た。直販、継続利用者の定着を図るものである。
国内市場の縮小傾向を見据え、海外市場への展開を模索しているサプリメントブランドが増え始
め、売上の約4割近くにまで海外売上が拡大しているものも出始めた。薬系店販や通販、ネットワ
ーク販売などでこれまで10年間展開し学習してきたノウハウを
そのまま持っていき(焼き直し)、少なくとも現在までは成功しているという。
今後の市場を考えると、国内、海外の両方での展開が必要になる。製品販売、原料供給、受託加
工それぞれの立ち位置での
判断が重要となる。宗教対応検討必要。
インターネット等を媒体としたマーケティング手法を取り入れることも含め、今から準備を進
めておかなければいけない。また、30年後の総人口大幅減少時代に向けた準備、対応も求めら
れている。
月号 2013/01/07
コード 1925
タイトル 2013年流通ルート 国内50歳台以上人口2ケタ増分野開拓
ご当地土産、贈答関連食品注目 インターネット分野活用広がる
日本で人口2ケタ増加している50代以上の市場動向、世界でも高齢化社会の参考となるといわ
れている内容、実態を知るためのマーケティングが行われ始めた。
健康食品分野ではどのような可能性があるのか。
例えばすでに、食品菓子分野でご当地土産、贈答関連で市場開発が行われている。50代以上
が中心利用者だという。
海外からの観光客土産で人気があり購入されているのが健康食品ではDHAなど。子供、孫など
家族のためだという。
いわゆる旅行、行事、イベントなどの客数は総合すると相当数になる。市場規模も大きい。今後
30年間続くだろうとみられている、この年代層への提案について、また、その後についての検討
が必要となる。
インターネット分野でも、より簡単に手軽になっていることから、現在支持されている新聞広告、
チラシと同様、同内容の画面により、携帯端末からの購入注文が行われ始めている。その端末機
器が高齢者家庭に備え付けられるような状況も想定されている。
当面、全国約4,000万世帯の内、高齢者層約1,000万世帯への情報発信も含めた家庭、個人へ
のマーケティングが求められている。また、対応が遅れれば売り上げの先細りなど致命的な結果
となる可能性がある。
各ルートでみられている「定番」志向の分析も進めたい。高齢者を中心とした購買傾向であるこ
とは指摘されているが、社会全体の流れでもみていきたい。少なくとも、大きな変化が起こってき
ており、適切に把握することが大切となる。
月号 2013/01/08
コード 1926
タイトル 2013年素材生理機能 40歳代以上女性美容対応、60歳代以上歩行、関節対応が主要関心 リラッ
クス、精神安定分野定着するか
60歳代以上歩行、関節対応から、40歳代以上女性美容対応へと流れが変わる中、再び60歳代
以上への新提案、てこ入れも行われ始めた。若い年代層に購買力が戻らない状況では、当面、こ
のような動きが市場で繰り返されていくとみられる。
中心の機能は若さ維持である。年齢、老化による様々な衰えに対応する素材が提案されてい
る。特に新しい素材ではなく、従来からのビタミン、ミネラル、ポリフェノールなど抗酸化機能素材
や老化予防、更年期対応素材などである。
これら機能素材を若さ維持のために食品として積極継続摂取していこうというものである。昔の
、若い頃の体重、体型を維持しよう、活動、行動力を維持しようという提案である。どのようにして
体感自覚するかが利用のポイントでもある。
何年か毎に提案され、定着しにくい機能とされてきたリラックス、精神安定分野素材採用製品も
登場している。アミノ酸、GABA、セントジョンズワート、テアニン、ハーブ等が試用提案されてい
る。現在の提案がどの程度支持されるか。
医薬品では数多く処方され、特に中高齢者には、血圧他心因性の可能性が指摘されている数
多くの疾病に、多くの人に補助的に使用されている。効果が比較的緩やかなハーブ由来の医薬
品もあり、症状により選択されている。
健康食品として、過剰摂取による副作用の起こりにくい機能素材がこの分野でどのように普及
されていくのか。ドリンクなどで登場する可能性があるのか。常用されているような医薬品として
存在していくのか。慎重に見守りたい。
月号 2013/01/09
コード 1927
タイトル 2013年原料動向 製造元、国内総代理店が供給の前面に出る状況 EPA、DHA等魚油及びビタミ
ンなど医薬品レベル素材に動き
同種原料では、製造元、国内総代理店による供給が増えてきている。価格が下がり、商社がマ
ージンを得られない状況では当然の状況ともいえる。市場の大きな流れに量で対応していく様子
がある。より多くの用途で利用されている状況もうかがえる。
一方、より細かなユーザーの注文に対応していく商社の動きもある。特徴を持った素材を選択し
提案していかなければ生き残れない状況ともいえる。製造元よりも価格を安くすることを特徴とし
た商社も出てきている。
昨年から、EPA、DHA等医薬品素材で動きが出ている。ジェネリック、あるいは海外及び国内
での新規参入、新薬申請、認可など幅広く、しかも大手医薬品、食品メーカーが参入しての市場
構築の様相を示している。
規模は500億円から1,000億円とみられ、注目が集まっている。 副作用のない血栓対応、循環
器疾患予防分野での提案であり、機能成分を含有する魚油としての健康食品への関心も高まり
つつあるようだ。
処方されている疾患分野、罹患人口、予防必要人口など確定的な数字は示されていないが、
今後の広がりに注目したい。
同様に副作用の少ないビタミン剤なども、生理機能の打出しやすさ、健康食品としての利用しや
すさから、動きが出始めた。
ブルーベリーオイルなど新しい種子由来オイルの提案や、既存のオリーブ、ぶどう、アボガド他
でフレッシュオイル、デザートオイルとして生で料理、飲料等へ使用する用途提案も行われており
、脂溶性機能素材全般の動きも注目したい。
月号 2013/01/10
コード 1928
タイトル 2013年加工動向 医薬品形状、固さ等再検討し摂取しやすさ追求 機能発揮量継続摂取可能な
明らか食品用途開発へ
医薬品レベルの剤型、大きさ、固さ(口中での溶けやすさ)など摂取しやすさが、そのコストも含
め採用検討されている。ただ単にコストなのか。海外での例(利用している素材等)も調査し情報
提供されるべきである。
また、この点を差別化のひとつとして打ち出す製品も出始めるとみられる。利用者の年齢層を考
慮し、ハードカプセル、ソフトカプセル、粉末、顆粒、粒などが選択されてもきている。より明らか食
品に近いものもある。
機能発揮量継続摂取可能な製品が支持されている。過剰摂取することなく、健康維持できる食
品の開発が求められている。調味料分野での健康用途開発は進められ、利用者に理解、支持さ
れている。
脂肪対応特保飲料も定着し始めている。
現在の受託加工分野の2ケタ以上の伸びは、医薬品や健康食品定番素材品揃えなどによるとみ
られる。今後、この伸びを継続していくためには、医薬品レベル素材関連分野の設備、ソフト面等
充実化、
健康食品原料手当て(リスク管理含む)が求められる。
また、海外へと向かうメーカーに対して支援できる態勢を整える必要もある。海外企業との提携
あるいは現地法人設立など、会社として経営判断しなければいけない。
今の段階から対応を進めておくことが重要となる。そのための経営計画、資金手当、人材育成も
含め検討したい。
社会、市場に大きな変化が起きており、進む方向を見定め対応していくことが必要だ。
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